夏休み恒例企画 講師ブログ特選1
いつもありがとうございます。塾長です。
夏休み特別企画として、過去に在籍した主任講師の名記事特集をお送りします。
本日は、教室開校時に高3の受験生として在籍し、その後講師として4年間(うち管理職を2年)勤めてくれ、現在は秦野市内の小学校の教師となった岩本先生の記事です。
『To know is one thing and to teach is another』
岩本です。
Question 「1+4」と「4+1」は同じか?
Answer 答えは「5」で同じである。
これは誰もが知っている交換法則の問題で、足し算においては順番を入れ替えても式は成り立つという法則である。
その点で「同じ」という答えは正解である。
しかし、教える立場の人間においてこの答えでは正解とは言い難い。
本当に勉強が苦手な子どもにとっては、この2つの式は別物である。
それは何故か?
Question 「1+4」と「4+1」はどちらが簡単か?
理由はこの問いに集約されている。
Answer 「4+1」である。
それは1個あるものに後から4個を足すと考えるより、4個あるものに1個だけ足すと考える方が本当にかすかだが後者の方が簡単なのである。
9割の子どもは気にしないが、中にはつまずく子どももいるという事実がある以上、教える立場の人間において最初の問いに「違う」と私は答えたい。
これは足し算に限らず、他の勉強、勉強以外のことでさえも言えることである。
人に分かりやすく教えるということは、このような違いを意識した上で構成を組み立てていくということなのだと考えている。
私ももっと分かりやすく教えられるようになりたいと思う。
“To know is one thing and to teach is another.”(知っていることと教えることは別だ。)でした。
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