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合格発表を前に不安なあなたへ

いつもありがとうございます。塾長です。

今年度はブログを更新できる状態ではなかったのですが、それでも受験生と保護者様の後押しになればと、入試が近くなり毎日更新していました。

今日も迷ったのですが、受験が終わってすっきりした表情を見せる生徒もいる中で、合格発表を前に不安な気持ちでいる受験生たちを見かけたので、少し書きます。

少しと言いつつ、書き始めると長文になるかもしれませんが。

「高校受験生」という立場で過ごしたこの数か月(真面目な人はもっと長いかもしれません)について、今まで生きてきて、これほど苦しんだり悩んだことは無い人が殆どでしょう。

悩んでいる人、不安になっている人は皆、自分の目の前に乗り越えられない壁があるような焦燥や絶望を感じるようです。

しかし、大人になってから必ず実感しますが、これから待ち受けている長い人生には、はっきり言って、高校受験の辛さなど比較にならないものがたくさんあります。

だから受験なんて大したことはない。ということではありません。

この高校受験の経験、苦しさを、後の人生の糧にして欲しいのです。

学校に通っている間は、親にも護られて、人生を歩む練習をしていると思って下さい。

その中で、学校における集団生活、他人とのコミュニケーション、体力の向上、道徳観や社会的責任や恋愛などを学んで、大人になって独りで生きていける力を養っているのです。

受験は、他者との競争により序列や優劣が決まると言う、現代社会では当たり前の厳しい現実を学ぶ良い経験です。

よく、緊張している受験生に訊きます。「志望校に落ちたら死刑になるのか。人生が終わるのか」と。

当然ですがそんなことはありません。

逆に、そのくらいに思って真剣に取り組んで欲しかった受験生も過去に数多くいましたが。。。

でもね、それくらいに緊張したり恐怖を感じるような経験をしておけば、次に訪れる「もっと大変なこと」の時に、「その時の経験、心の置き方、考え方」を生かして、より良い方向に対処することができます。

人生はそれの繰り返しで、だんだんと成長していくのです。

よく、推薦入試などより、一般の学力検査を通過してきた人のほうが、就職活動などで強いと言われることがありますが、一理あると思います。

大学までは適当に過ごしてきても、就職となると、コネでもない限りは、ガチンコの競争で勝たなければならないからで、その時に、過去の苦しい経験が生きる人が多いようです。

もちろん、普段から努力し好成績を積み重ねている優秀な人もいるかもしれませんが、それがイコール「仕事ができる」とは限らないのです。

どんなに失敗した過去があっても、傷ついていても、その経験は、必ず後の人生に役に立ちます。

必ずしも、「勝った経験」だけがあなたというヒトを成長させているわけではないのです。

私はと言えば、同級生に較べて、経歴的には劣っています。

公立高校第一志望はノーベル賞を受賞した梶田教授の出身である埼玉県立川越高校、兄が受かったので楽勝だと思ったらダメでした。

私立第一志望の慶応義塾志木高校、第二志望の慶応義塾(日吉)ともにアウト。

滑り止めの立教(現在の立教新座)高校に入学しましたが、その時点でやる気ゼロ。

裕福なお友達とのつきあいが苦手で中退しました。

その後20歳くらいの時、ペンキ職人をしていて、池袋の現場で作業をしていた休憩時、立教大学に通っている同級生たちに再会したのですが、私はペンキまみれの姿で恥ずかしく、非常に落ち込みました。

その時は、高校を辞めなければ良かったと後悔しました。

同級生たちは、バブル崩壊も関係なく、上場企業に就職していましたが、私は池袋の現場以来、負けたくないという気持ちで生きていました。

同級生が就職した時に、私は既に社長でした。

21歳の時に、独学で会社設立に関して学び、有限会社を立ち上げ、フィリピンとの貿易や観光に関する会社を、建設会社に勤めながら経営し、NHKの朝のニュースで特集を組んでもらいました。

本業の建設会社でも、ペンキ職人から現場監督→経理→営業と仕事をこなし、10年目で取締役になりました。

その間、5回ほど救急車に乗っています。

全てストレスが原因です。

その後、通信制高校を卒業し医学部を受験し失敗、教員免許を取得し大学院を経て学習塾を経営しています。

立教高校の同級生に較べて壮絶な人生だったかもしれませんが、受験に失敗したおかげで、多くの人生経験をし、それが今の塾経営に生きています。

過去に後悔したこと、涙を流したことについて、全てが自分の人生の糧となって今があります。

幸せの感じ方は個人差がありますし、価値観の違いにより、どの人生が正解かなんて、寿命を全うしても答えが出るわけではありません。

わかっているのは、「今までのあなたの経験が、後のあなたの人生を作る、変えることができる」ということ。

試験でも仕事でも買い物でも、何でも、世の中は数字で判断されることが多いです。

そして、数字を持っている人は、選択肢を多く持っているということ。

偏差値が高ければ志望校を選べる、お金がたくさんあれば食べ物、着る服を選べるなどです。

しかし、その選択が良いか悪いかは人それぞれですし、その時は悪い選択をしたと思っても、私のように、20年後、30年後に、逆だったと思うこともあります。

だから今、目標に向かって努力をしたのであれば、その結果が良くも悪くも、次へ生かせばそれで良いと思います。

ただ、努力をしないで生きていると、いざ、重要な人生の選択場面で大きな失敗をするかもしれません。

だからこそ、今、失敗しても周りが助けてくれる年齢のうちに、勉強、練習、訓練をしておくべきです。

ああ、長くなった、結論、後悔しないように生きろ。

今回、全てやりきった人は、結果に関係なく後悔はしないはずです。

なぜなら、それがその時点での実力なわけだから。

足りなければ次に向けてもっと頑張ればいい。

嬉しい人、その喜びをかみしめ、次の試練を乗り越えるべく次なる努力をしましょう。

嬉しさもさらに高みを目指す大きな原動力になります。次も喜べるようにね。

悔しい人、良かったね、今気づいて。大人になってからだと手遅れだよ。

そんなことを書いてきましたが、最も不安なのは私です。

先日、商店会の理事長に「塾長、仕事だと思って割り切らないと、身体壊すよ」と心配して頂きましたが、性格上無理なようです。

辛いけど、皆の不安は私が背負って生きます。

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