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伊勢原高校の研究授業

今日もありがとうございます。塾長です。

伊勢原高校で行われた研究授業に行ってきました。

卒業生も毎年数名通っているのですが、学習塾関係者も招待して研究授業を行うとは、なかなか本気なのではないかと期待していきました。

招待者の中には知り合いの塾長がたくさん名を連ね、今回の動きに対する関心の高さが伺えました。

特に深川校長のお話は、塾関係者だけに語られたもので、その中にはここで書けない話も含まれます。

この校長先生からは、かなりのレボリューション魂を感じました(笑)

それらは当教室の伊勢原高校志望者とその保護者様にお伝えするとして、それ以外はブログに書いても良いと許可を頂いたので、かなり省略しますが、個人的な感想も含めて書きます。

研究授業は1年生の8クラスで行われました。

最初に入った化学のクラスでいきなり声を掛けて下さったのは、授業見学をしていた伊勢原高校の先生でした。

当教室から大学受験をし、その後教室で主任講師を務め、現在は市内の小学校教員をしている元講師のお母さんです。

昔面談で何度も話したことがあるのですが、お会いしたのは久しぶりでした。

その話はさておき、授業自体は、どのクラスも、わかりやすく工夫されていました。

最も印象に残ったことは、数学の授業以外は、生徒同士が話し合う時間があったことです(授業をはしごしていたので自分が見た範囲ですが)。

ただ単に正答や解法を教えるのではなく、「なぜそうなるのか。」「どういうことがあり得るのか。」グループで話し合わせていました。

保健では、付箋を使ったグループワークが印象的でした。

コミュニケーション能力の低下が叫ばれる昨今ですが、相手の話を聴く、自分の意見を伝える、というようなことを、どのような場面(科目)であっても鍛えられるようなシステムでしょうか。

いくらSNSや携帯、パソコンが発達しようとも、人間社会で生活していくためには、リアルな意思伝達能力が必要不可欠ですが、現代の子どもたちに欠けているその能力を育てようとする努力は、私としては高評価です。

これは、学校が掲げる「学力スタンダード(進路に関係なく学校として生徒全員が卒業までに到達する学力を決め、それに向けて授業を組む方法)」のテーマである「主体的に考える」にも通じるものがあります。

その他、プロジェクターやイラスト図などの配布資料を多用し、板書のみではなく映像や画像で伝える授業が多く、先生方の「何とかしてわかってもらおう」という気持ちがよく伝わってきました。

化学の授業では計算問題が多かったのですが、類題の出し方が絶妙でした。

その高校のレベルの生徒が、習ってすぐ類題を解けるようにしてあり、それらも含め、教室内の授業自体は多くの生徒がきちんと理解できる工夫がありました。

また、世界史や国語、英語、保健の授業では、一方的に教師が話すのではなく、とにかく生徒への問いかけ、確認が多かったことが印象的です。

昔、東進衛星予備校の授業を観ていて、「ああ、これならわかった気になるな。」と思い、自分が教える時に参考にしたことがあるのですが、それに似ています。

つまり、授業が終わった時は皆理解しているのです。

一つ課題をアンケート用紙にも書いたのですが、問題は定着です。

というのも、そんなにその場で皆がわかったような授業をしているにも関わらず、伊勢原高校に通う卒業生、塾生などは、テスト前には以前に習った単元を解けないことが多いのです(あくまで多いだけで全員ではありません)。

学校では難しく、逆にそれが塾の腕の見せ所でしょうが、授業以外でどれだけ「忘れないように管理し定着させるか」ができれば飛躍的に高校のレベルは上がるかもしれません。

そのために、我々民間業者はボランティア協力を惜しまないと、勝手にアピールしておきました。

学力スタンダードを作ったきっかけが面白かったのですが、割愛します(主にベネッセのデータによる神奈川の中学生と高校入学後の学力の落差)。

来年度は定員を40名減らされた伊勢原高校ですが、逆にそれを生かし、1・2年で34人程度の学級を7クラスで編成し、よりきめ細かい指導を目指すそうです。

校内では見知らぬ生徒がたくさん挨拶してくれました。

自分が人気者になった気分でしたが、それほど、来校者や行き交う人々への挨拶が徹底されているのでしょうか、素晴らしいことです。

最後に深川校長から受験生へ

「今まではどうであれ、伊勢高に入ってから一生懸命やってくれる生徒が欲しい。」←過去の行いは問わず、生徒たちの未来の可能性を信じると。

「秦野高校、伊志田高校を抜こうとまでは思っていないが、入ってきた生徒たちを全員、今までよりも多くの進路選択ができるよう学力の底上げをしていく。」←この校長先生がいて、私が見学させて頂いたような授業が継続し、定着の問題が解決すれば、ある程度は上がるかもしれません。

入試に関する重要な話は、面談で話します。

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