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『脳に差がつくそろばんのすすめ』

いつもありがとうございます。塾長です。

『脳に差がつくそろばんのすすめ』という本を買いました。

初版が平成6年ですから、もう20年前の本です。

著者は日本医科大学基礎医学情報処理室(当時)の河野貴美子先生です。

まえがきに、そろばんと脳の関係の研究が始まるきっかけが書いてありました。

河野先生の師匠にあたる元日本医科大学教授の品川嘉也先生(故人)は、医学部の学生時代に、ノーベル賞学者の湯川秀樹博士からこんなことを言われたそうです。

「人間の脳は、何で右と左に別れとるんや。君、医学部やったらそのくらい分かるやろ。」

この一言が、その後の右脳と左脳の研究に結びついたそうです。

で、内容を読んでみたのですが、脳波の測定など科学的な研究の結果が色々と出ていまして、簡単に言うとこういうこと。

人間が通常の計算を行う時は、言語や論理的な思考を司る左脳を使います。

それは、インド式でも公文式でも同じで、一般的には、どんなに計算ができる人でも変わりません。

それに対し、そろばんは直感的・感覚的思考を司る右脳を使います。

おそらく、「計算」という行為で右脳を使用するのは、そろばんの技術がある人だけみたいです。

そこまでは、「ああ、計算にも色々あるのだな。」くらいで終わりですよね。

ここで衝撃的な事実が。

そろばんの技術がある人は、簡単に言うと右脳の中に映像でそろばんの玉を動かしているので、他の計算法の暗算よりも速く正確に答えが出ると言うこと。

ケアレスミスとかがないってことでしょうか。

さらに驚いたこと、言語を司る左脳を使用しないで計算をしているので、例えば視覚で計算を行うフラッシュ暗算などでは、普通に会話をしながら(左脳)計算をする(右脳)ことができるそうです。

ということは、そろばんの技術があれば、一般の入試や学校のテストにも有利なんじゃないですかね。

そこで、たまたまそろばんの技術を持つ講師がいたので、「そろばんて役に立つのか。」聞いてみると、返ってきた答えは、

「そろばんやっていてよかったですよ。計算で悩むことがないし、速い。何と言っても集中力がつくので、その他の勉強や作業の効率はかなり良いです。自分に子どもができたら必ず習わせますよ。」

この話を聴いて納得しました。

また、実際にそろばんのできる人の計算を見させてもらったのですが、速さも正確さも電卓と変わらないんですね。

私は小学校4年生から6年生まで公文式の教室に通って、計算には自信がありましたが、そろばん(特に暗算)は、右脳の中にその技術が習得されているという点で、テストの時に電卓を持ち込んでいるのと同じ、明らかに、私に勝ち目はありません。

30年くらい前は、公文とそろばんを習う人は、クラスで半々でした。

公文派かそろばん派か、なんてクラスで分かれていたような記憶があります。

右脳を鍛えるのは9歳くらいまでが最も効率が良いそうで、一度鍛えたものは一生使える層です。

30年経って今思うこと、「そろばんにしておけばよかった。」

でも、この経験を生かして、3歳の息子にはそろばんをやらせようかなと。

教室で、簡単な計算を間違える生徒を常に見ている私としては、複雑な気持ちです。

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