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広告の恐ろしさ

いつもありがとうございます。塾長です。

普段折り込みチラシを宣伝に利用していない私ですが、一昨日ほど広告の大切さというか恐ろしさを感じた日はありませんでした。

2駅隣の中学校に通う中3生の保護者様から相談の電話を受けました。

某大手学習塾に通っているけれど成績が伸びず、このままだと志望校に合格できないから何とかして欲しい。という内容でした。

30分くらい電話で話し、最終的に知り合いの信頼のおける学習塾を紹介しました。

私の教室はどうかと聞かれたのですが、そのお子様の通う中学校の情報が全くないので、お断りしました。

「個別指導ですから、どこの学校でも対応できます。」というのは、私は嘘だと思います。

私は、近隣地域の中学校であれば、先生の名前からテストでの出題のクセ、評価で力を入れて観るポイントなどを熟知しています。

ですから自信を持って対策ができますが、2駅離れた中学校のことなど、全くわかりませんし、テスト日程などがずれていれば、同じ月謝を頂いていてもサービスの補講などに差がでてしまいます。

生徒から学校の進度を聴いて授業を進めることは簡単です。

しかしそれだけで本当にその生徒の全てを責任を持って指導していることになるのでしょうか。

責任を持ってその地域で学習塾を運営するのならば、自分に自信のないことは断る勇気も必要だし、それが親切だと思います。

正直、中3生が一人入塾すれば、年間でいくら利益という計算がすぐできます。

ですから私は、向こうからやってきた○○万円を、躊躇なく捨てたわけですが、これでいいと思っています。

地域に根差すとは、そういうことです。

ちなみに、その駅に私の信頼する学習塾がなければ、その生徒さんを引き受けたと思います。

そうなった場合は必死に、その中学校の情報を集める努力をするのは言うまでもありません。

ここで本題に戻りますが、なぜ大手の学習塾にこだわるのか質問すると、「大手は特色検査などの対策も充実しているし、多くの生徒が、子どもの志望校に合格している。」とのお答えでした。

そして、なぜそれを知っているか尋ねると、「チラシに書いてあった。」

ここです。

毎週のように目にするチラシには、確かにそのように書いてあります。

さらに「地元の小さな塾では、何をしているかわからない。」

というようなお話も。

小さな塾は宣伝しませんからね。

そこで私は、どこからそんなに多くの広告宣伝費が捻出できるのかを説明しました。

その保護者さんは、目から鱗と言うような反応でした。

その反応を聴いて、ああ、世の中、それだけ宣伝しているのといないのとでは違うのだ。ということを痛感したのです。

私は、地元の地域密着塾が、1回10万円もする折り込み広告を使用しないで、その経費を、『今現在通っている塾生』に還元しているということを説明しました。

逆に、そういう宣伝を多用できる学習塾と言うのは、よっぽど塾生から○○を○○しているということでしょうと言うと、非常に納得して下さいました。

最終的には、私が考える最善策として、知り合いの塾を紹介したわけですが、非常に勉強になりましたね。

消費者を踏み台にしている奴らの戦略に騙されている人が非常に多いと言うことを。

ますます、地域の人々のために頑張っている学習塾が日の目を見られるような環境を作っていかなければならないと思いました。

さて、今日と明日は定期テスト対策補講です。

一部、日程の違う中学校の生徒は模試を受けます。

受験生諸君、君たちがのほほんと部活に勤しんでいるこの瞬間、既に受験は始まっているのですよ。

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