« 10年保証の途中経過その1 | トップページ | 春期講習最終日 »

感動物語 10年保証途中経過その2

いつもありがとうございます。塾長です。

今日の話、長いですがハンカチを用意してお付き合い下さい(笑)。

Y先生は、当教室の卒業生です。

公立高校入試の時、前期では不合格となりました。

それでも、行きたい高校に向けて、毎日授業そして自習室と必死で勉強していました。

寡黙な男ですが、部活動でも勉強でも、一生懸命に取り組む姿が印象的でした。

先に前期で同じ高校に合格した塾生が、自習室ではずっとY先生の隣で、励ましながら勉強をしていたこともよく覚えています。

努力の甲斐あって地域のトップ校に入学し、卒業しても時折自習室に来ていたのですが、一般入試で某有名大学に合格し、この春から講師として勤めています。

学力は、当時の講師も保証していますし、入った大学の偏差値からもかなりのレベルですが、寡黙な男ですから、生徒とのコミュニケーションなど、鍛えなければいけないことも多いと思っていました。

研修期間は最短でも2ヶ月、当教室ではそう簡単に正規の講師にはなれません。

研修中に挫折する人も多々います。

それほど厳しく育てなければ、通ってくれている塾生そして保護者様に申し訳が立ちません。

確かにアルバイトではありますが、命を懸けて教室を運営している私からしてみれば、バイト気分で生徒に接してもらっては困るのです。

結果として早稲田育英ゼミナールを代表する教室となっているわけですが、全ては講師たちが、後輩の講師を育て、授業の質、教室の質を保ってくれているからです。

件のY先生も例外ではなく、元塾生であろうと、今通っている塾生を最高の状態に育てるスキルを身につけられなければなりません。

私がよく卒業生は、10年間は面倒を見ますよ。と言っていますが、こうして卒業生を雇って、「仕事の厳しさ、質の高い仕事ができるようになること」を教えていくのも、10年保証の一環だと思っています。

さてY先生、研修をしてみて、寡黙な塾生だったはずが、仕事で生徒に接すると、生徒とコミュニケーションをとることが非常に上手だと驚きました。

彼曰く、「昔、この教室で先生に教わったこと、されて嬉しかった事を念頭に置いて、生徒と接している」とか。

いや、さすがだと感心しました。

私は常日頃、勉強以外のことも教えていたつもりですが、彼は彼なりに、勉強以外のことも、この教室で学んでいたのですね。

先日授業後に授業記録を書いていた講師たちが一斉に「おおっ。」と驚きの声をあげました。

何事かと尋ねると、Y先生が先日、生まれて初めて自分で稼いだ給料を、何に遣ったのかという話題になり、その答えが、「母に1万円を渡しました。」だったのです。

感激しましたね。

彼だからかもしれませんが、勉強だけではなく人生を教えてきた私たちにとって、大学生になったばかりの青年がとったこの行動、いやあ、塾をやっていてよかった。

本当に良い講師や生徒に恵まれたと、つくづく思いました。

これから4年間をかけて、彼を立派な大学生そして立派な講師に育てていこうと思います。

その下地は十分にあります。

何と言ってもうちの卒業生ですからね。

そしてその時、私はY先生に「25歳になったら結婚しろよ。その結婚式で俺がスピーチをして、そこで○○(講師の下の名前)に対する俺の10年保証は終わりだから。かっこいいだろ。予定通り頼むぞ。」と言っておきました。

私が無理難題をふっかけるのは昔からのことなので、Y先生はただうなずくしかありませんでした(パワハラ?)。

実はこの話には後日談があります。

ここからは私自身がもう涙でした。

昨日のことですが、Y先生のお母様と妹(塾生)が、教室に挨拶にいらっしゃいました。

色々とお話ししたのですが、その初めての給料の話になった時のやりとりです。

私「○○(講師名)、お母さんに初めての給料をあげたんですってね。本当に素晴らしい心の持ち主ですね。」

母「本当にびっくりしました。感激しました。」

私「しかし、彼の今回の給料はそんなに多くないのに、その中から1万円をご両親に渡すなんて、他の講師たちから冷やかされていましたよ(笑)。」

母「それが、○○は2万円をくれようとしたんですよ。」

私「えええーーー。それじゃあ、稼いだお金を自分のことに使えないじゃないですか。」

母「もうね。私も、ただでさえ息子が、初めて頂いたお給料を渡してくれたことに驚いたんですが、稼いだ殆どをくれようとしたので、そんなにいいわよ、額じゃなくて、その気持ちがありがたいんだから、と1万円だけ預かったんです。」

私:ハンカチがないのでティッシュを準備。

母「塾長さんが気を遣って下さって、新札を下さったじゃないですか。もうね。この1万円札は、私たち親の宝物として、一生とっておこうと思います。塾長さん、本当に、開校した時にこの塾に子どもたちを預けて良かったです。」

私「いやいや、預かったお子さんが立派な社会人になるまでは、どんなことがあっても我々が守るというのが、この教室の使命だから、当然です。それより、開校して何の実績もない私の教室を信頼して下さり、お子様をお二人も、何年もお預け下さったことに感謝してもしきれません。・・・

私の話が長いので途中省略

・・・それより私が老人になったら、卒業生皆で面倒みてくれますかね。」

同席したY先生の妹(塾生)「塾長は、、、だけど●●ちゃん(私の息子)の勉強だったら私が面倒みますよ。」

母「これからもよろしくお願いします。」

私「ありがとうございます。」

みたいな内容です。

とにかく感動。

それと、私がスタッフへの給料でなるべく新札を渡していることを、お母様がすぐ気付いたことも驚きでした。

長くなったので、新札の理由については今度書きます。

とにかく、私が6年前に学習塾を開校した結果が、少しずつ出始めていることに感謝です。

|

« 10年保証の途中経過その1 | トップページ | 春期講習最終日 »

塾長の記事」カテゴリの記事

10年間保証」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/548806/57107708

この記事へのトラックバック一覧です: 感動物語 10年保証途中経過その2:

« 10年保証の途中経過その1 | トップページ | 春期講習最終日 »