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16歳の教科書

塾長です。

先日、中2のA君が、ある講師に向かって、「数学なんて勉強したって、将来何の役に立つの。大人になったら計算くらいしか使わないでしょ。」と言っていたのが聞こえました。

授業中だったので、私が介入することは避け、講師に任せましたが、講師は数学の必要性を一生懸命説明していました。

もし私にその質問がきたら、おそらく次のように答えると思います。

数学は、ただ知識を増やす科目ではなく、数学を勉強することで、社会に出てから役に立つ能力を鍛えることができる科目です。

その能力つまり数学力は、人間が少しでも幸せに生きたいと願うなら、必ず必要になる力です。

その数学力とは、一言で言うと、「真実を見抜く力」です。

世の中には、本当のことばかり言う人だけではありません。色んな嘘や偽の情報があります。そんな中で、数学力のある人は、物事を論理的に考えることができるから、冷静に、本当のことを見極めることができます。

また、進学や就職、結婚や転職など、自分にとって大きな転機を迎えた時に、数学力のある人ほど、冷静にメリットとデメリットを比較し、最善の方向へ進むことができるのです。

だから、目先のテストの点数だけ気にしていないで、なぜこの問題はこの答えになるのか、なぜこのような解き方をするのかなど、きちんと考えながら数学と向き合って欲しいです。

以上の数学力の話は、「16歳の教科書」という本の中で、鍵本聡先生がおっしゃっていたことを、私なりにアレンジしたものです。

数学が苦手な生徒は、少し難しい問題にぶつかると、すぐに目先の結果(解答)だけ知りたがり、途中の過程や、着眼点などまったく気にしないので、なかなか力がつきません。

逆に数学が得意な生徒は、どんな難しい問題であっても、まず自分でなんとかならないか、図形に書き込んでみたり、自分で文章を図にしてみたりしています。答えが導けなくても、その過程で、数学力を身につけているのだと私は思います。

16歳の教科書は、私の愛読書の一冊ですが、数学に関する部分を読むと、昔のことを思い出します。

それは私が昔、違う仕事をしていた時、たくさんの中小企業の経営者と出会ったのですが、社長と呼ばれる人は、昔数学が得意だったという人が多かったということです。

そして、彼ら経営者にほとんど共通していたのは、どのような物事でも、損得(メリットとデメリット)をしっかり考えてから結論を出すということです。

中小企業の経営者が成功者だとは断言できませんが、少なくとも会社を経営する能力のある人たちは、数学力=真実を見抜く力を持っているということです。

これをA君や、数学を苦手とする生徒が読んで、少しでも数学を身につけようと思ってくれれば幸いです。

ちなみに私は、大学院までずっと理系でしたが、数学は好きではありません。ですから損得勘定をあまりしないで生きています。

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